オーディオブックの体験を大きく左右するのが「誰が読むか」。同じ小説でも、ナレーターが変われば別の作品のように響きます。最近は人気声優や実力派俳優が朗読を担当する作品が増え、「声で作品を選ぶ」という新しい楽しみ方が生まれています。
この記事では、声優・俳優の朗読が光る作品を6つ紹介します(いずれも記事執筆時点でAudibleにて配信・聴き放題対象を確認)。
📖 この記事でわかること
- 声優朗読・俳優朗読それぞれの魅力
- 「声」で選ぶおすすめ6作品
- ナレーターから次の1冊を探す方法
声優の朗読で聴く
『傲慢と善良』辻村深月(朗読: 雨宮天・松岡禎丞/14時間39分)
人気声優ふたりが、すれ違う婚約者それぞれの視点を語り分けるW朗読。感情の機微を声だけで立ち上げる技術は圧巻で、「声優朗読の入門」として自信を持っておすすめできる1作です。
『六人の嘘つきな大学生』浅倉秋成(朗読: 木村良平/9時間46分)
就活ミステリーの話題作。木村良平さんが6人の就活生の「表の顔」と「裏の顔」を演じ分けます。告発文が開封されるたびに変わる空気感は、演技力あってこそ。
『三体』劉慈欣(朗読: 祐仙勇/17時間31分)
世界的SF大作。壮大な物語を最後まで聴かせ切る、安定感抜群のナレーションです。シリーズを通して同じ声で聴けるのも没入感につながります。
『変な家2 〜11の間取り図〜』雨穴(朗読: 小林裕介ほか/8時間10分)
ホラーミステリーの話題作の続編は、小林裕介さんら複数キャストによる豪華な布陣。不気味な「間取り」の謎が、複数の声で立体的に迫ってきます。
俳優・タレントの朗読で聴く
『火車』宮部みゆき(朗読: 三浦友和/15時間35分)
ベテラン俳優の低く落ち着いた声が、休職中の中年刑事の目線に完璧にはまります。派手さのない誠実な語りが、社会派ミステリーの重みを支える名朗読です。
『コンビニ人間』村田沙耶香(朗読: 大久保佳代子/3時間42分)
芥川賞受賞作をお笑い芸人が読むという意外な組み合わせ。しかしこの飾らない声こそ、主人公の淡々とした世界の見え方にぴったり。キャスティングの妙を味わえる1作です。
「声」からオーディオブックを探すコツ
- アプリの検索窓はナレーター名でも検索できる。気に入った声を見つけたら、その人の朗読作品を横断して聴くのがおすすめ
- アニメ・吹き替えで好きな声優がいる人は、まず名前で検索してみる
- 試し聴き(プレビュー再生)で声の相性を確かめてから聴き始めると失敗が少ない
配信状況について
紹介した6作品は記事執筆時点でAudibleの聴き放題(プレミアムプラン)対象として配信を確認しています。配信状況は変わることがあるため、アプリ内で作品名またはナレーター名を検索して確認してください。
まとめ
活字の読書では「文体」が好みを分けるように、耳の読書では「声」が好みを分けます。お気に入りのナレーターが見つかると、オーディオブックの世界は一気に広がります。まずは気になる声から、1冊試してみてください。
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