情報洪水の時代、「読んだのに覚えていない」「観たのに説明できない」は、もはや全員の悩みです。樺沢紫苑さんの『学び効率が最大化するインプット大全』は、ベストセラー『アウトプット大全』の姉妹編として、「入れ方」の技術を80項目にまとめた一冊です。
オーディオブック版は岩崎了さんの朗読で6時間57分。皮肉なようですが、「インプットの本をオーディオブックで聴く」こと自体が、本書の教えの実践になっています。
- 『インプット大全』の要点
- オーディオブック版の基本情報
- 「聴く読書」の質を上げる使い方
『インプット大全』はどんな本?
本書の出発点は「日本人の97%はインプットが下手」という挑発的なデータです。なんとなく読む、なんとなく観る、なんとなくスクロールする——記憶に残らないインプットは、時間の消費でしかありません。
著者の処方箋は「アウトプット前提(AZ)のインプット」。あとで誰かに話す、要約を書く、と決めてから読む・聴くだけで、脳の情報の残り方が変わると説きます。そのうえで「読む」「聴く」「観る」「ネットの使い方」「学びの応用」まで、80の技術が並びます。
「速読より深読」「寝る前15分の暗記」「移動時間の耳学習」など、オーディオブックユーザーにとって答え合わせのような項目も多く登場します。
オーディオブック版の基本情報
| 著者 | 樺沢紫苑 |
| ナレーター | 岩崎了 |
| 再生時間 | 6時間57分 |
| 配信 | Audible(オーディブル) |
聴きどころ
1. 「聴く章」はオーディオブック利用者への直接アドバイス
本書には「聴く」インプットを扱う章があり、耳学習の効率を上げる具体論が語られます。オーディオブックで聴いていると、その場で自分の聴き方を修正できるという稀有な体験になります。
2. AZ(アウトプット前提)を今日から試せる
「この章を聴き終わったら家族に1分で説明する」と決めて聴いてみてください。記憶への残り方の違いを、その日のうちに体感できます。
3. 姉妹編との「往復聴き」
『アウトプット大全』と項目が呼応しているため、交互に聴くと理解が立体になります。聴き放題や積み聴きのあるオーディオブックだからこそやりやすい使い方です。
再生時間の目安|倍速でどれくらい?
標準で6時間57分。1.5倍速なら約4時間38分、2倍速なら約3時間29分です。辞典的構成なので、興味のある章から拾い聴きしても問題ありません。
こんな人におすすめ
- 読書や動画学習の「記憶に残らなさ」に悩む人
- オーディオブック学習の効率を上げたい人
- 情報収集がSNSのスクロールで終わりがちな人
- 『アウトプット大全』を聴き終えた人
どのサービスで聴ける?
記事執筆時点では、Audibleで配信されています。聴き放題対象かどうかを含む最新の配信状況は、アプリ内で「インプット大全」と検索して確認してください。
よくある質問
Q. 『アウトプット大全』を読んでいなくても分かりますか?
A. 単体で完結しています。ただ、2冊はセットで設計されているので、順番は「アウトプット→インプット」が理想です。
Q. 内容は重複していませんか?
A. 考え方の軸(AZ)は共通ですが、扱う技術は「出す」と「入れる」で別物です。重複感より補完感が勝ります。
Q. 次に聴くなら?
A. 学び方の百科事典『独学大全』、脳の使い方なら『スタンフォード式最高の睡眠』へ。どちらも当サイトにレビューがあります。
まとめ
『インプット大全』は、同じ1時間の読書・視聴・リスニングから得られるものを倍にする技術書です。6時間57分を聴き終える頃には、あなたの「聴き方」自体がアップデートされているはずです。

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